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Top > マンションのタイプとつくり > 重量衝撃音と軽量衝撃音
マンションでの上下の床から伝わってくる音には2種類あり、フォークなどを落としたときに出る「コーン」という音を「軽量衝撃音」といい、子どもが騒いだり飛び跳ねたりしたときに出る「ドスン」という音を「重量衝撃音」と呼びます。
2つのうち、マンションの基本的な構造から問題になるのは重量衝撃音で、鉄筋コンクリートのスラブ(床)の厚さが大きく影響してきます。スラブが厚いほど、重量衝撃音に強くなります。とはいっても、スラブの面積が広くなると効果が薄れます。そこで、重要になるのがL-50などと示された衝撃音に対する遮音等級。物件を選ぶときには、床の厚さのみならず、この遮音等級も確認したほうがよいでしょう。
軽量衝撃音は、コンクリートのスラブではなく、その上に張られている床仕上げ材や工法によって、遮音性能が左右されます。マンションの床工法は床仕上げ材をスラブに張る「直張り」と、スラブと床仕上げ材との間に空間を設ける「二重床」の二つに分けることができます。
直張りは、厚手のカーペットや畳などのクッション性のあるものを敷くだけで、軽量衝撃音はほぼ、階下に伝わらなくなります。問題なのは、最近増えてきたフローリングですが、それも遮音フローリングを使えば解決します。
二重床は、床仕上げ材とスラブの間に施された防振ゴムで衝撃音を緩和する置床工法が一般的です。ただ、施工技術の良し悪しによって性能にばらつきがあり、遮音効果は直張りのほうが良いと考える専門家もいます。
いずれにしろ、メリットの多い二重床の施工技術は改良が加えられ、新築マンションの主流になりつつあるので、物件を選ぶときに大切なポイントとなることは間違いありません。
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